水産業用アプリの開発にXuni(ズーニー)を採用

ニュースリリース

2016年4月25日グレープシティ株式会社

水産業用アプリの開発にXuni(ズーニー)を採用―IoTデバイスから送信し、蓄積した水温データを漁師用アプリに表示―

グレープシティ株式会社(本社:仙台市泉区紫山3-1-4、代表取締役社長:馬場 直行)は、アンデックス株式会社(本社:仙台市青葉区大町1丁目3-2 仙台MDビル5階 代表取締役:三嶋 順)が開発する漁師向けアプリにモバイルアプリ開発用コンポーネントセット「Xuni(ズーニー)」が採用されたことを発表しました。

画像「水温定点観測アプリの利用イメージ」

「水温定点観測アプリの利用イメージ」

アンデックス株式会社は、株式会社NTT ドコモが推進する水産業でICTを活用する実証実験に、モバイルアプリ開発担当として参加しています。IoTデバイスである「水温センサ付ブイ」を利用して漁師が必要としている漁場の水温の測定を行い、蓄積した水温データを漁師が漁業に活かせる形に表示するスマートフォン向けアプリケーション(以下、水温定点観測アプリ)の提供です。

水温データの可視化にデータグリッドやチャートをコンポーネントとしてアプリに組み込み活用したことで、利用者に見やすい形で表現するのに最適なユーザーインタフェースを実現でき、限られた期間で“漁師の勘と経験を見える化する”Android、iOSアプリを開発できました。

Xuniは、チャートやデータグリッドなどのユーザーインタフェースを部品として提供し、AndroidやiOSアプリの開発を支援する製品です。アプリの開発時に組み込んで利用します。今後増加が見込まれるIoTを各種産業に適用するシステムでは、蓄積したビッグデータを利用者に使い勝手の良い方法で提供することが重視されます。Xuniの各種コンポーネントを利用してデータを可視化することで、利用者が手元で直観的に確認しやすいスマートフォンやタブレット用のモバイルアプリが開発できます。

今回のプロジェクトで水温定点観測アプリに組み込まれたXuniの機能は以下です。

Xuniを利用したデータ表示画面

水温定点観測アプリではトップ画面に、対象となる水温センサ付ブイを3つまで指定します。クラウドサーバーから取得し表示する。データの内容は直近の水温、直近24時間の最高、最低水温、積算水温(※)です。

※積算水温 :水生生物の放卵時期の目安に使う値。水温が一定基準を超えた分を加算し、目安となる値(牡蠣の放卵であれば600℃)に達した場合に放卵の指標となる。

円形ゲージ(Gauges)

トップ画面で積算水温を直観的にわかりやすく可視化します。

データグリッド(FlexGrid)

蓄積した水温データの表示に利用します。最大3箇所の定点観測ポイントの水温を、時系列で表形式に並べるシンプルな画面です。正確な水温データを数値で把握できます。

折れ線グラフ(FlexChart)

水温の実測値と時間平均値を切り替えて表示します。時系列で傾向が確認できるように折れ線グラフを採用しました。ひとつのグラフに表示するデータ系列は、3ヶ所の観測ポイントと追加グラフ1本の合計4系列です。追加グラフは過去の特定日(n日前)を指定したデータを表します。

画像「Xuni画面サンプル」

「Xuni画面サンプル」左:Gauges、中央:FlexGrid、右:FlexChart

水温定点観測アプリは2016年3月に初期リリースを完了し、実際に試用していただきながらフィードバックを集めて継続的にバージョンアップを重ね、より使い勝手の良いアプリに仕上げる予定です。

複数の水温値を表形式、折れ線グラフで表現するにあたり、両方を実現できるXuniとの相性は非常に良かったです。グラフはきめ細やかに設定することができ、思い通りに作成できました。また、利用者からはグラフを表示する時のアニメーションが好評で、シンプルながら見栄えするアプリが完成しました。

株式会社NTT ドコモが推進する水産業でICTを活用する実証実験

実証実験の詳細は、株式会社NTTドコモのWebサイトをご覧ください。


事例記事を公開しました(追記:2016年8月)

「事例記事「経験と勘”の見える化:アンデックス株式会社」

アンデックス株式会社は、「水産×IT」事業を推進し、水産業の発展に貢献する取り組みを継続中です。
沖で計測した水温データをクラウドに蓄積し、グラフで可視化する漁師向けスマートフォンアプリにXuniが利用されています。その開発を進めたプロジェクトチームにお話を伺いました。